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STAFF + WORKS

当社のITエンジニアが開発した
社内「在席システム」について紹介します更新日 2022年2月18日

在席システム 在席システム

コロナ禍になってから1年余りが経った2021年4月末に、当社で「在席システム」が公開されました。社内でも秘密裏(?!)に開発が進められ、そしてその開発がTBSグロウディアの完全内製であったこと、さらにリリースされた後も開発が続いているということで担当者にその経緯などを聞いてみました。

開発メンバー(一部)

ITエンジニア(プログラマーPG/フロントエンドエンジニア)

内山 康晴

Yasuharu Uchiyama

デジタル技術事業本部 開発部

#キャリア採用
Perl、Javascript、.NETが得意、 JPCA(Japan Perl Community Association)の共同創設者

入江 晴雄

Haruo Irie

デジタル技術事業本部 業務推進部

データ放送マスター業務・営業・PMなどを経て、現在事業の管理部門
(在席システムで「がんばったで賞」もらいました!)

開発の経緯について教えてください

入江:

TBSグロウディアではコロナ禍でテレワークが導入され、あるプロジェクトで「社内にこんなシステムがあったら便利」という雑談から在席状況がわかるシステムが欲しいという話になりました。そんな時にエンジニアメンバーの1人が開発していた『在席管理システムのプロトタイプ』を思い出し、応用すれば「テレワーク勤務対応の在席システム」が開発できるかも?!と、プロジェクトとそのエンジニアである内山に提案したのがはじまりです。

内山:

5年ほど前に自身の勉強のため在席状況を表示するシステムを作っていました。そして、2020年11月に声を掛けてもらい、在席システムの開発に参加することになりました。

入江:

内山の開発していたプロトタイプから、実用レベルにするにはもう一段階、品質を上げる必要があり、上長に相談して部署内の各メンバーにも加わってもらい、実用レベルに持っていく段取りになりました。そしてプロジェクトマネージャー(PM)、デザイナー、バックエンドエンジニア、システムインテグレータ(SI)のメンバーに加わってもらいました。
プロジェクトの進め方は、『それぞれの分野に特化した部署からメンバーがアサインされて、ひとつのプロジェクトチームを組む』イメージで、そのチーム内でリソース管理しながら開発を進めます。
そして、2021年2月頃にメンバーが合流してからすごいスピード感で開発が進み、2か月後の4月末にリリースできました。

グロウディズムにコミットしていく!

入江:

開発を進めていく中で、メンバー間でTBSグロウディアのグロウディズム(行動規範)である『アジャイルでいこう』 というのを目標にしました。
当初、半年後を目途に全機能を実装した形でリリースする想定でしたが、社長から「使える機能があれば早めにリリースすべき」と提案があり、4月リリースを目指し、急ピッチで作業を進めました。結果的に在席システムの開発において、「アジャイルで進める」というのは上手くハマり、早くリリースしたおかげで予想を上回るフィードバックをもらうことができました。
そして、社員からのフィードバックを元に改修を重ね、全社の出社率が見れるようになったり、社内のオリジナルの交流サイト兼Web掲示板(グロウディアずかん)と連動したりなどリリースから10個以上改修が加わっています。このようにフィードバックをサービスに活かす『フィードバック イズ ア ギフト』もグロウディズムのひとつです。

こだわりのポイントは?

入江:

『ユニバーサルデザイン』を意識して作っています。設計段階からどんな人にも利用してもらいやすいようデザインしています。そして、運用面ではログイン率にもこだわっていきたいです。目指せ80%で改修を続けています。

現在開発中 バージョン2.0 とは?

入江:

内山の個人開発がベースとなったバージョン1.0が完成し、実際に運用されていますが、次のバージョン2.0では、内山は総監修の立場で、チームで役割分担して、再構築したものを作ろうとしています。運用やメンテナンスを考えると、チーム体制で臨み、チームで管理できるよう対応したいと考えています。また、当社内の様々な勤務体系に応じたものができるよう取り組んでいます。放送業界のニーズ(例えば24時間シフト体制の泊り勤務や夜勤など)にもしっかりと応えられるよう、差別化させる点でも重要だと思っています。あとはユーザーにとっての使いやすさで、スマホ対応を主軸として、UI(ユーザーインターフェース)をより良い形に変えたいとプロジェクトメンバー間で話しています。そして、将来的にはTBSグループ以外の企業への販売なども想定できればと考えています。 とはいえ、開発にどれだけ人的リソースを割けるかということがネックで、各自の業務の合間を縫いつつ、楽しくのびのびと開発しています。その裏返しでスケジュールは、少しユルい状態です(笑)

内山:

今のユルさは、よい意味で自由な発想や発言を妨げることなく、開発が進んでいると思います。

入江:

リソースの問題はありますが、社内プロジェクトということで、我々もユーザー目線に立ち、積極的に楽しんで進めていきたいです。

TBSグロウディアで稼働している在席システムは、当社の社員が持っていた「個人のアイデア」と「チームのナレッジ」を組み合わせて生まれたものです。
その、個人のアイデアやチームのナレッジは「既存知」であり、「既存知 × 既存知 = 新しい知・イノベーション」という考え方は、社内研修などでも周知されています。
今回の在席システムも、元々は社員個人の趣味や興味から派生し、社員同士の雑談=インフォーマルコミュニケーションの中から生まれ、社内で開発が進みました。自由な発想から生まれたアイディアをスピード感を持って具体化することができる「内製力」も弊社の強みです。

開発メンバー(一部)
オンライン打ち合わせ風景

写真左上 入江

写真左下 明日

写真右上 中村

写真右下 内山

写真左上 入江

写真右上 中村

写真左下 明日

写真右下 内山

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